2007/12/23

「沼島の春」とは?──淡路島、沼島

2007.12.22-23
【兵庫県】

 明石海峡大橋(Map)


 この秋からの散策は天候に恵まれていたのですが、本日は諦めモードです。橋の上からも何も見えませんでした。そんな日はサッサと切り替えて「淡路牛」をご馳走になった後は、温泉に入ろう!
 五色温泉(本日は冬至のゆず湯でした)と、宿の南淡(なんだん)温泉(雨降りでも、よしずの屋根から落ちてくるしずくが火照った体に心地いい刺激です)。
 この日は南淡路ロイヤルホテルといって、明石とは反対側の大鳴門橋のたもとにあって、最大900人収容と言う大きなホテルに泊まりました。そこの「鳴門寿司」で、注文後にいけすから揚げてさばいてくれるサバを食べさせてもらいました。サバ自体、生を扱うお店は少ないのに、そういうモノを食べられるお店は希少だと思います。養殖ものだそうで、エサの関係で天然物より甘いとのことですが、いいものを食べさせてもらいました。サバ好きの方は是非!
 大将との話しも弾みました。


 沼島(ぬしま)(Map)


 ここは瀬戸内海ではないのですが、入れさせてもらいます。(この波の感じも瀬戸内ではないのですが……)
 日本書紀に出てくる、いざなぎのみこと、いざなみのみことの神話の中で最初に作られた「おのころ島」との伝説が伝わる島だそうです。
 近ごろは釣り客が多いと聞いてましたが、きっと何かテレビでやったんじゃないかと思うのですが、観光のおっちゃんおばちゃんがいるんだよね。こんな何にもない島で(大変失礼!)観光客を見かけるってあまりないのですが。
 昨晩の寿司屋のおばちゃんから聞いたのですが、昔テレビで過疎地のお嫁さんを募集する番組があって、そこでの成功例の代名詞となった「沼島の春」として全国的に有名になったとのことです。いつ頃の話しなんでしょうねぇ?
 ──1993年からシリーズ化された番組のタイトルだそうです。何だい、すっごく有名なんじゃないか! 知らないのはわたしだけか……(何だか無知によるギャップの大きさがあまりにおかしいので、前段の妙なコメントも修正せずにおきます)
 冬休みに入ったせいもあるのか、子どもの姿はあまり見かけませんでしたが、小・中学校が一緒になった島の規模からすると結構立派な校舎と室内運動場(体育館)がありました。教育には力を入れている自治体のようで、子どもを育てる場としても恵まれていると思われるし「沼島の春」がまた訪れますことを!
 帰りの船が行っちゃったんで、時間つぶしに(と言うか楽しいんですがね)こんな海を眺めて1時間程ボケーッと。今日は本当に暖かい陽気で助かりました……



 生石(おいし)の鼻(Map)


 ここまでの道の途中に「水仙(スイセン)郷」が2つほどありましたが、どちらも見ごろはまだ先のようでした。
 雑誌などの写真で、斜面に咲く花のバックは海原、というの見たことありませんか? とてもダイナミックな写真で、こんなの撮りたいと思っていたのですが、その理由が分かりました。
 ものすごい急斜面にスイセンが生えていて、その斜面をつづら折れになった歩道が続いています。海を向いて花の写真を撮れば、その先はガケなので何も視界には入らないのです。
 キレイな時期ならいいでしょうが、あれを登るのかと思うと何かため息が出るようなガケ道でした。
 生石の鼻とは、淡路島南東の岬で紀淡海峡を挟んで和歌山県を目の前に臨める場所です。(上写真は沼島方面)
 太平洋から大阪湾への入り口となるので、江戸末期に砲台が築かれて以降、国防の要衝として監視ポイントだったようで、現在も自衛隊の管理地であるようです。
 右写真奧は友ヶ島で和歌山県になります。次はあそこかな!? お楽しみに。

 海に帰ったという感じでしょうか?
 海の写真ばかりで本人は満足なのですが、いい写真ありませんね……

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